MINI R55 R56 クーパー エンジン異音(ガラガラ音) 修理

エクスガレージです。
たまにエンストするという、R56クーパーが宝塚から修理で入庫されました。
走行距離は7万キロ、エンジンからアイドリング中にガラガラ音が発生しております。
テスターを繋ぐと、エンジンタイミングのずれに起因するメモリーが入力されておりました。
BMW/MINIの2世代目、特に初期型はチェーンテンショナーを対策品に交換する必要があります。
左のタイプのテンショナー(ストロークが長く、テンションが硬い)に交換しないと、チェーンの振動でチェーンガイドが早期摩耗したり、チェーンがずれる故障が起こる可能性が高くなります。
プラスチック製のチェーンガイドは合計3つのパーツに分かれています。
チェーンを上から押さえているガイド
チェーンが外れないようにかなり長くなっています。
エンジンのフロント側からのガイドも、このように長くなっています。
ガイドの色が茶色になっているのは、経年劣化とエンジンオイルに着色されているからです。こうなったら少し曲げるだけでボロボロと崩れていきます。
オイル管理にもよりますが、6万キロくらいから、徐々に崩壊している場合が多く、最悪エンジンがストップします。
ガイドが摩耗するとエンジンのタイミングがずれるので、様々な不具合を引き起こします。
エンジン後方のガイド、ぱっと見は分かりませんが、やはり長くなっています。
今回の車両はファンベルトも劣化が酷く、同時交換させていただきました。
昔のVベルトタイプと違い、ほそく細かい溝でグリップします。つまり、Vベルトよりゴムの厚みが薄いので、劣化が進むと、急に切れることがあります。
R55 R56 R60 ミニは定期的なメンテナンスが必要です。
当店では、これらのパーツが対策品に変わっているか、劣化していないか、簡単にチェックいたしますのでR系MINIにお乗りの方は、ご相談ください。
MINI専門店、EXGARAGEでした。