MINI R56後期N18エンジン ピストンリング交換

エクスガレージです。

今回の修理は、走行距離10万キロのR56クーパーS、N18エンジンです。

オイル消費とエンジンの異音やアイドリング不調の修理でご入庫されました。

DMEはディフェクトメモリーだらけ、、

 

仕事で長距離を走るし、どうせなら長く乗りたいというオーナー様と相談した結果、エンジン内部のリフレッシュ作業、オイル下がりによるステムシール交換と交換時期のチェーンガイドセットの同時作業になりました。

チェーンテンショナーが破損しており、エンジンタイミングにずれがあります。

4気筒とも圧縮が既定値よりも低く、予想していたピストンリングのスラッジによる固着です。

ステムシールの劣化もあり、1000キロで1.5Lほどのオイル消費量。

超音波洗浄機に投入します。

MAHLEの3ピースのピストンリングと悩みましたが、今回は純正品の2ピースを使用しました。

一つ一つのパーツを磨き、慎重に組み上げていきます。

溜まっていたカーボンは綺麗に洗浄します。

インジェクターは超音波洗浄後にシール交換。

最近、直噴インジェクターのカーボン付着によるエンジン不調が増えています。

センサーの異常も解決し、エンジンは凄く調子が良くなりました。

当店は、ミニのエンジンのリフレッシュのご相談を受け付けております。

 

エクスガレージの幸田でした。