MINI F54/F55/F56 F系MINIのガソリン車に頻発する水漏れ修理

エクスガレージの幸田です。
F系のMINIのガソリン車ですが、水廻りのトラブルが増えて来ました。
前期など初期型は生産開始から10年が経過しています。
F55クーパーSがオーバーヒート警告の点灯で入庫されました。
幸い自宅に停車した直後で、適切に処置出来たためエンジンは無事でした。
オーバーヒートの警告灯が点灯した場合は、一刻も早くエンジンを止めてください。
できれば無理をせず、レッカーを使用してください。
アンダーカバーを外すとクーラントの漏れた跡があります。
ウォーターポンプ、サーモスタッド、オイルフィルターハウジング
特にこの3箇所が、F系のMINI(ガソリン車)の水漏れが多いです。
特に4気筒の場合(B48エンジン)作業性が悪く、ベルト廻りにアクセスするのにも時間がかかります。
コンプレッサーとオルタネーターを外してやっと見えて来ました。
キャリアごとの交換になりました(サーモスタッド/ウォーターポンプ)
交換時期のベルト廻りもリフレッシュしました。
オイルフィルターハウジングからも漏れがあります。
R系はアルミ製だったのがF系はプラスチック製に変更されています。
この部分はコストダウンしないでほしかったです。
プラスチックが割れていますので本体交換になります。
オイルフィルターハウジングは、クーラント冷却ラインとオイルラインが併設されています。
オイルラインが割れている場合は大量のオイル漏れが発生します。
このトラブルは、これから増えてくると思います。
特に5年経過で5万キロ以上の車輌は定期的なチェックをお勧めします。
当店では、オイル交換時に下廻りやこれから故障しそうな場所を全車確認いたします。
事前にトラブルを防げる場合もありますのでオイル交換やチェックなど、気になる場合はお問い合わせください。
各ユニットのエラーチェックと試運転を行い、作業完了となりました。
この度はありがとうございました。
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