MINI R60クロスオーバー ディーゼル故障 EGRクーラーの詰まり

R60クロスオーバー N47ディーゼルエンジンの修理のご依頼です。

定番故障になりつつある、N47エンジンのEGRクーラーの詰まり。

診断機でチェックランプの内容を確認すると、EGRのエアー流量のエラーが入力されていました。

EGRバルブの作動テストを行い、原因がカーボン詰まりによるものか、EGRバルブの作動不良によるものか見極めが必要です。

EGRは排気ガスを再循環させることにより、燃焼温度を下げてNOxの発生を抑える装置です。

排気ガスを直接インテーク側に戻すため、使用頻度によりますが構造的にすす詰まりが発生します。

放置するとエンジンの吹けが悪くなったり、エンストしたりします。

EGRバルブの作動テストは正常でしたので、バルブは交換せずにインテークポート/EGRクーラーの清掃を実施することにしました。

2~3日のお預かり作業となります。

EGRクーラーとマニホールドを取り外します。

インテークポートが見えるようになりました。

簡単に書きますが、ここまでかなり手間がかかります。

インテークポート内は、ほぼカーボンで詰まっています。空気が吸えないエンジンになっております。

インテークマニホールドの中も酷い状態でした。

一つ一つの部品を時間をかけて超音波洗浄していきます。

吸気ポートはBMW純正のメディアブラスターマシンを使って洗浄します。

高圧でクルミのブラスターを吹きかけます。

カーボンだけを取り除く事が出来ます。

クルミの殻なのでエンジンを痛めるリスクがありません。

マフラー内部のDPFも詰まりがみられましたので洗浄いたしました。

汚れていたエアーエレメントも同時交換しました。

エンジンは慢性的な鼻詰まりが解消されたので、調子が良くなりました。

同時にエンジンオイル/エレメントの交換を行い終了となりました。

ご依頼ありがとうございました。

 

 

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