BMW/MINI エアコンが効かない 冷えが悪い

陽射しが強くなってきたこの頃ですが、A/Cの冷えが弱い気がしませんか?

輸入車/国産車、関係なくエアコンガス(冷媒)量が正しく入っていない可能性があります。

今までガスチャージされた経験のある方は見覚えがあるかと思いますが、

このような機材でガスチャージしているお店が多いと思います。

 

厳密には、上記の機材では正確なエアコンガスチャージができません。

なぜなら、この機材(マニホールドゲージ)では圧力しか測れないからです。

圧力は、エンジン回転数や外気温度などの条件により変化します。

そのためガス量を把握するには、圧力ではなく重量で測定しなければなりません。

 

輸入車、国産車にかかわらず、エンジンルーム内にはエアコンガス重量の規定値ラベルが貼られています。

R55MINIであればこのようなラベルです。

 

ラベル表示によると、ガス充填量の適正値は460gプラスマイナス10gです。

この量よりガスが少なすぎたり、多すぎてもエアコンは適切に冷えません。

マニホールドゲージでエアコンガスチャージすると、重量が把握できないために適正値に届いていなかったり、ガスを入れすぎる危険性があります。

 

カーエアコンの故障の多くは、不適切なガス量もしくは、システム内に混入した水分が原因です。

水分が混入することで、サビなどの不純物が発生し、コンプレッサーの故障や、配管内を詰まらせたり、コンデンサーを腐食させたりしてシステムが正常に働かなくなります。

 

当店ではこのような機器で現在のガス量を一度抜き取って計測し、同時にエアコンシステム内の不純物や、水分などを除去します。

クリーン化したエアコンガスを正確な量でシステム内に注入できます。

 

 

 

適正な重量の範囲内でエアコンガスの漏れ防止剤や、コンプレッサーオイル、添加剤などを追加することができます。

 

このMINIの場合は490gの規定量に対し、回収量は220gしか入っていませんでした。

ガス(冷媒)を回収し真空引きした上で260gを追加で充填しました。

 

 

 

入庫時、冷風温度は13.8度だったのに、

 

 

施工後は6.3度まで下がりました!

これで快適な夏をすごせます(^^)

 

今お使いのカーエアコンも、経年による配管内の腐食や、水分の混入、オイルの不足によりコンプレッサーの寿命を早めているかもしれません。

 

新車であっても正確なガス量が入っていないことがあります。

コンプレッサーの寿命を伸ばすためにも、一度エアコンシステムのリフレッシュと正確なガス量の測定をしてみませんか?

 

 

当店では、日本製のフルオートチェンジャーを導入しています。

 

 

各種コンプレッサーオイルや添加剤もラインナップしております。

エアコンの効きが悪い場合や気になる方は、お気軽にご相談ください。