MINI R55 R56 R60 白煙 オイル下がり チェックエンジン点灯 

エクスガレージの幸田です。

昨年はR55 R56のマフラーから白煙の修理やエンジンのオーバーホールの御依頼を沢山頂きました。

県外からも、ご来店頂き有難うございました。

 

最近は2世代目の23年以降の後期のMINIまで、オイル消費と白煙の症状が出ています。

オイル消費でエンジンオイルが極端に少なくなっているに気付かずに、エンジンにダメージを与えてしまう場合があります。

エンジンオイルのチェックを定期的に行うことが必要です。

奈良からのご依頼で、走行距離7万キロ代のR56です。

エンジンのタイミングのズレがあります。

かなり以前から、白煙が出ていたようです。

ゲージを確認すると、エンジンオイルも消費していました。

ブラスチック製のチェーンガイド類は必ず交換です。

7~8万キロ毎に交換したほうが良いです。

割れた破片がオイルパンに散らばってました。

オイルポンプ/ストレーナー清掃。

割れたガイドはプラスチック製で軽い為、オイルパンの底には沈みません。

チェーンで砕かれてストレーナーから吸い込まれます。

繊維状に砕かれた破片がオイルラインを詰まらせる場合があります。

酷い場合はシリンダーヘッドのオイルラインまで詰まらせます。

そうなると、オイルライン全て清掃する必要があります。

EXマニホールドを取り外した所、大量のスラッジが出てきました。

バルブシールからのオイル下がりが原因です。

2番、3番ポートが特に酷く、長年によるオイル下がりが原因で面積の4分の1ぐらいがスラッジで詰まっていました。

排気バランスが悪く、エンジン不調の原因になっていました。

スラッジ除去に夢中で写真を撮り忘れましたが、清掃するのに半日かかりました(;^_^A

 

入庫時にチェックエンジンが点灯していて、ディフェクトメモリーにはラムダセンサーが登録されていました。

ラムダセンサーが悪いのか?キャタライザーがスラッジで詰まっている事で、センサーが高温になっているのか?どちらかがチェックランプ点灯の原因です。

エンジンを組み上げてラムダセンサーヒーターの作動が正常か診断か確認します。

作動温度でセンサーの内部抵抗が正常かテスターで確認したところ、キャタ後のラムダ値が異常でした。

オイル下がりが原因でラムダセンサーが故障しています。

ラムダセンサー交換です。

キャタライザー交換の場合はかなり高額になります。

 

そうなる前にステムシールの交換をお勧めします。

当店では、特殊ツール導入によりシリンダーヘッドを取り外さずにステムシールを交換出来ます。

R55 R56 R60 MINIで、オイル消費やマフラーからの白煙でお困りなら、エクスガレージまでお問合せください。

県外も対応しておりますが、代車が予約制になります。 ご相談下さい。