車中泊の注意点。

仕事で石川県に行ってきました。
途中、福井県を通過しましたので、運転はかなり緊張して安全運転を心がけました。

福井は記録的な大雪で、積雪が139センチも。
国道8号線で車1500台が立ち往生。
寒い車の中で過ごすのは大変な状況となっています。

 

そのような時、気をつけていただきたいのが一酸化炭素中毒です。

JAFによるテストでは、クルマの周囲を雪で埋めて、ボンネットの上まで雪を被せた状態で、エアコンを外気導入にして車内のCO濃度を検証しました。

すると、排ガスが車体の下側に溜まり、エアコンの外気導入口を伝って排ガスが車内に吸い込まれていくことが確認できました。 車内のCO濃度をガス検知器で測定すると、16分後にCO濃度は400ppmに上昇し、その後6分で1,000ppmに達しました。

この数値は、身体への影響が「3時間ほどで致死」という、非常に危険な状態にあることを意味します。

また、エアコンを内気循環にしても、車体の隙間などから排ガスが車内に入る危険性があります。 エンジンの排気ガスには一酸化炭素(CO)が含まれていて、一酸化炭素は空気より軽く、無色、無臭の気体です。そのため発生に気付かないことが多く、危険の察知が非常に難しい有毒ガスです。

車のマフラーには、一酸化炭素などの有害物質が発生しないように触媒が取り付けられていますが、外気温の低い状態が続くと熱を必要とする触媒が正しく機能しなくなる可能性があります。

雪の中の車中泊でエンジンをかけっ放しは非常に危険ですので止めてください。

また、周りの車がエンジンを掛けっぱなしのときは、少し離れた所に駐車した方が良いです。

まだまだ寒い日が続きそうですので、以上のことに注意して車中泊をしましょう。

それでは。

 

 

 

 

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