R55 R56前期 ベルト交換とフリクションホイール交換

5万キロ走行のR56のクーパーSなんですが、ファンベルトチェックをしますと、やはり。

ベルト全周にわたってヒビだらけになっていました。

5年5万キロでのベルト交換をお勧めしております。

クーパーSには6PK905というベルトが付いていますが、昔のVベルトと違ってゴムの厚みが頂点で5ミリです。薄い所で3ミリ。

このタイプのベルトは突然、前ぶれもなく切れるということがあります。Vベルトより摩擦面積が多いため、滑りにくいのですが。

 

皆さん、R56でまだ交換したことがない、中古で購入したので分からないという方がおりましたら、点検いたしますので、ぜひ当店におこし下さい。

 

ちなみに。

R56前期のフリクションホイール。

ベルト回りに付いていて、クランクプーリーの回転をウォーターポンプに伝える為のパーツです。

フリクションとは摩擦のことで、急にアクセルを踏んだりしてエンジンの回転が上がった時は、このローラーが滑って必要以上にウォーターポンプが回転するのを防ぐ役割があります。

エンジンのパワーロスを少なくしてくれます。

クーパーSは摩擦式、クーパーは前期でも電動式になっていて、冷感時にシリンダーが伸びたりして水温を適正にしてくれます。

ちなみにワイヤーを引っ張れば、こんな風にシリンダーが伸びてベルトが外れます。

 

実はこのパーツが異音の原因になっている場合があります。

アイドリング時にボンネットの中からカラカラ音やキリキリ音。

ローラーのベアリングにガタが発生している場合がありますので、もし気になる異音がある場合はエクスガレージまでお問合せ下さい。